【法話・ことば】コロナ禍の葬儀

コロナ禍において、ご葬儀のあり方もずいぶん変わってまいりました。

人の接触を避けるため、「家族葬」など少人数の葬儀が多くなりました。

コロナ収束後も、「家族葬」のままでよいのではないかとの声も聞くよう

になりました。

浄土真宗本願寺派の葬儀は、ご遺族や参列者の皆様が共に、阿弥陀佛の救いの力(他力本願)を讃え尊び、故人が極楽浄土へ赴く事を喜び感謝する、という趣旨で行われるものです。
全ての人々はこの世での生を終えたら、すぐさま極楽浄土に迎えられ仏となります。そして、必ず故人とも再会できる(倶会一処)、としています。

そのご縁に会うことが出来るのが、ご葬儀です。

この機会に、ご葬儀について皆様で考える事もよいと思います。

 

また、焼香の作法ですが、焼香は額にいただかずに1回とされています。
浄土真宗では「香をお供えする」という意味から、1回だけ香をつまんで、額におしいただくことはせずに焼香をします。
また、香を香炉にくべる前に合掌はせず、りんを鳴らしたりもしません。

 

(この記事は2021(令和3)年10月24日(日)に更新しました。文責は西教寺住職。)