2018(平成30)年6月20日(水)9:30〜15:00、浄誓寺にて、宇部北組の総代会総会・研修会を開催しました。当日は、住職を含めて各寺4人前後が参加しました。会長をはじめとした役員の任期は2年であり、この度、役員の改選が行われました。前役員の皆さま、有難うございました。そして、新役員の皆さま、よろしくお願いいたします。
さて、総会に引き続き、研修会があり、午後からはご法話を皆さんと聴聞しました。研修会では、過疎地域寺院におけるお寺の護持と法座の活性化について学びました。過疎化など社会の変化にともない、どこにいても一人暮らしなどで不安な生活になっている。そんな中でも、阿弥陀仏のお慈悲の中で安心して暮らしていける地域や社会にしていきましょう。そのためには、特別な方策が必要とは限りません。これまで脈々と伝わってきたように、仏教やお念仏を喜ぶ人の姿があれば伝わるのです。自らが喜び、その姿を子や孫、縁ある方々に見せていく事で、仏さまとご一緒の安心の中で暮らしていける社会になっていくのです。そのように聞かせていただきました。
また、午後からの法話では、命の使い方を聞かせていただきました。私のこの命は、多くのご縁でもって、今、生かされている。その事実に、真実に気づかされたとき、死んだら終わりの人生ではなくなる。生かされるご縁をいただいだこの命をどう使っていくか。子や孫に何を伝えていくのか。自己中心的な私のものさしではなく、仏の智慧のものさしをいただいて生きていく。法事や葬儀に限らず、節目、節目で阿弥陀仏のお慈悲を味わう、法話に聞いていくご縁をつくっていくことが大切です。そのように聞かせていただきました。
(この記事は2018(平成30)年7月1日(日)に更新しました。文責は萬福寺住職。)
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