鏡如忌とは、大谷光瑞(鏡如)上人・浄土真宗本願寺派本願寺明如宗主(第二十二世)のご命日に際する法要です。御遺徳を偲び、法要参拝と法話を聴聞させていただきました。
当日は朝7時に養福寺に集合して出発。養福寺様の運転により1台に乗り合わせて別府別院へ。別府別院に到着して、10時から法要に参拝し、正信偈二種作法をお勤めしました。その後、内藤昭文師(下毛中 組)よりご法話をいただきました。
鏡如様は28歳で二十二世の法灯を継ぎ、39歳で辞任するまで、教団の国際化をはかるため、仏蹟探検(大谷探検隊)・海外伝道を手掛けられました。その写真が別院本堂内に飾られており人材育英と教団の拡大と法義宣布に尽力した姿を学ばせていただきました。
法話の中で、特に興味深かったお話は、御講師がお世話になったお寺の総代の方が「自分はコソドロ」と言われたお話でした。私コソは、自分コソはと我が身を一番に考えており、人(他人)を顧みることがない身勝手な姿が私であるという話でした。その話を聞き、はっと自分はどうかと考えて我が身がコソドロではないかと考えさせられました。我が身に考えさせられる話、それこそが必要であると学ばせていただきました。
法要終了後は、大谷記念館を見学させていただき、鏡如上人が使われていた法衣や仏具、執筆物などを別府別院の僧侶の方が詳しく教えてくださいました。
その後、市内散策として、大谷光瑞記念碑・大谷公園などの史跡を見学させていただき、普段ではできない研修をさせていただきました。
初めての研修旅行でしたが、学ぶべき場所が沢山あり、普段しない様々な経験を今後に生かしていける、
大変有意義な研修でした。
(この記事は2017(平成29)年10月7日(土)に更新しました。文責は常光寺住職。)
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