2016(平成28)年11月9日(水)13:30〜16:00、寳林寺にて、「御同朋の社会をめざす運動」(実践運動)推進協議会を開催しました。
現在、宇部北組では「御同朋の社会をめざす運動」(実践運動)の一環として、重点プロジェクトに取り組んでいます。
重点プロジェクトとは、3ヶ年の期間で、実践目標に向けて、具体的に計画を実践していくものです。
宇部北組の実践目標は、「日常の寺院活動〜開かれたお寺にしよう!〜 ー教化団体の活性化、地域と寺院活動の融合ー」です。この目標のもと、キッズサンガ(仏教子供会)、連続研修会、ホームページ、組報恩講、寺院の抱える今日的課題の研修会などに取り組む計画です。
そこで、今回は推進協議会として、門信徒、僧侶、寺族(住職の家族)が集まり、「開かれたお寺とは?」をテーマに話し合いを行いました。
問題提起として、午前の僧侶研修会に引き続いて、山口教区教務所長よりお話を頂きました。他教区の様子などもお話下さり、ある組では、新年会を開催して出し物をして楽しく集まる場や、ゲートボール大会などで交流を深めている事。また、他のお寺に参ったらスタンプをもらい集まったら記念品を贈呈するなどの取り組みを紹介くださいました。
話し合いでは、4班に分かれて各寺の門信徒、僧侶、寺族が混じって意見が交わされました。
具体的には、少子高齢化、若者の寺離れなどから法座にもお参りが少ない事が問題にあげられました。
開かれたお寺として、ホームページや組報、声かけを通して情報を発信していくこと。また、もちまきや、特製の料理やお菓子、ライブ、映画会などのイベントで若い人や新しい人を呼び込むこと。僧侶や寺族も地域の活動や団体に顔を出し交流を重ねることなどの意見がでました。
最後にご講師からまとめとしてお話を頂きました。過疎だからこそできる事もある。少ないからこそ密なまとまりができる。ある所では、巡番報恩講として他のお寺からのお参りも引き受ける。数年に一度巡ってくるその報恩講に向けて、門信徒が一丸となって新しく協力してもらえる門信徒を巻き込んで境内の整備や準備にまとまる機会となっている。開かれたお寺であり、まとまったお寺になっているという例を示していただきました。
今回、初めて推進協議会を開催しました。連続研修会にも参加している方もおられて慣れているからか、活発な意見交換ができ、時間が足りないくらいでした。今回でた意見を参考にこれからの重点プロジェクトや組の活動を改善していきたいと思います。
(この記事は2016(平成28)年11月19日(土)に更新しました。文責:萬福寺)
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