1089.月々のことば(13)：2024年10月 ()
　　　 　１０月の「月々のことば」です。　人間が人間だけだやっていく　現代の問題はそこにある　英語では次のように表現されています。　Humans think only of what is good for humans. That is the problem of the modern age.　（人間は、自分たちにとって何がよいのかということだけを考えている。それが現代の問題だ。）　このことばを読んで、最初は「そりゃそうだよな、私たちが暮らしている地球は人間だけのもので
>> 続きを読む

1088.『尊号真像銘文』を読む (16) ()
　　　引き続き、天親菩薩が『浄土論』に記された偈文について、親鸞聖人が説かれた内容について学びます。今回の部分に相当する偈文と聖人が記された御文およびその現代語訳を記します。 　我依修多羅 真実功徳相 説願偈総持 与仏教相応　（われ修多羅真実功徳相によりて､ 願偈総持を説きて仏教と相応せり｡）　「我依修多羅真実功徳相」といふは、「我」は天親論主のわれとなのりたまへる御ことばなり。「依」はよるといふ、
>> 続きを読む

1087.『尊号真像銘文』を読む (15) ()
　　 　前回までの２回、親鸞聖人は龍樹菩薩の偈文を引かれてその説明をいただきました。今回からは、天親菩薩が『浄土論』の中で記された偈文を取り上げられます。　聖人が引用された偈文（２つの部分に分かれます。そのうち今回学びます部分にはアンダーラインを付しております）と聖人の釈および現代語訳です。　婆藪般豆菩薩（ばそばんずぼさつ）『論』曰（わつ）「世尊我一心 帰命尽十方 無礙光如来 願生安楽国 我依修多
>> 続きを読む